経費ってどんなものが該当するの?税理士への支払いは経費になる?
会社のお金を使うと、会社の経理担当者からいくら使ったのかを聞かれます。そのためレシートや領収書をとっておく必要があります。いわゆる「経費」です。ただしやみくもにお金を使っても経費にはなりません。では、経費とは一体どんなものでしょうか。今回は、経費とはどんなものか・何が経費に該当するのかについて詳しくご紹介します。
経費とは?
経費とはどんなものでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
経費とは何か?
経費とは、事業を行うために必要な費用のことです。また会社を経営するために使われるお金のことです。経費は、必要経費ともいいます。
経費として認められるには?
経費とは、使ったお金のことです。ただし単にお金を使っても、経費として認められるとは限りません。経費として認められるには、経費になるための基準を満たす必要があります。経費として認められる基準とは、そのお金を使うことで事業(会社)の売上になることです。もし、事業(会社)の売上にならなければ経費としては認められません。
経費として認められる3つのポイントとは?
経費として認められるには、次の3つのポイントのいずれかを満たせば経費として認められます。
結論からいうと、下記のポイントに該当すれば、どんなお金も経費として認められます。
・直接事業にお金を使ったことで売上につながった
・間接的に事業にお金を使ったことで売上につながった
・お金を使ったことが事業の売上につながったことを税務署に論理的に説明できる
経費として認められるとはどんなことか?
経費として認められるとはどんなことでしょうか?
結論からいうと、経費として認められるとは、税務署が認めてくれるということです。経費になるのかの判断は、最終的には税務署次第ということになります。
具体的に経費とはどんなものか?
具体的に経費とはどんなもののことでしょうか?一般的には次の費用が経費になります。
・人件費
・消耗品費
・交際費
・旅費交通費
・研究開発費
・新聞図書費
・通信費
・租税公課
・修繕費
・水道光熱費
・法定福利費
・支払手数料
・外注工賃
経費になるもの・ならないものの基準
どんなものが経費になるのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
経費になるもの①
税務署が経費として認めてくれたもの
経費の判断は簡単ではありません。おそらく税金に詳しくない人であれば、判断がつかないことが多いでしょう。経費になるのか、ならないのか迷った時は、税務署に聞きましょう。税務署が経費として認めてくれれば、どんなお金も経費になります。
経費になるもの➁
経費として証明ができる証拠があるもの
経費にするために絶対に必要なものがあります。それは経費であることを証明してくれる証拠です。経費を決める根拠は、論より証拠です。経費である証拠とは、お金を使った時のレシート・領収書・通帳記載のことです。使ったお金を経費にしたい時は必ずレシート・領収書・通帳記載を残すようにしましょう。
経費にならないもの①
衣食住で使ったお金
衣食住に使ったお金は、経費にはなりません。
経費にならないもの➁
プライベートで使ったお金
プライベートで使ったお金は、経費にはなりません。
誤った経費計上をした場合どうなるのか
売上から経費を引かれると「所得(利益)」が出ます。この所得に、所得税などのさまざまな税金がかかってきます。
では、確定申告の時、間違って経費を多く記載した時はどうなるのでしょうか。こちらで詳しくご紹介します。
①過少申告加算税
過少申告加算税とは、申告納税額が本来の納税額よりも少なかった時に課せられる加算税のことです。未納分に10%が加算されます。加算税とは、本来の税額に加算して課せられる税金のことです。
➁無申告加算税
無申告加算税とは、確定申告が必要な所得(利益)があるにもかかわらず確定申告をせず、税金を納めなかった時に課せられる加算税のことです。
➂不納付加算税
不納付加算税とは、源泉徴収で所得税が納期までに納税されない時に課せられる加算税のことです。
④重加算税
重加算税とは、過少申告加算税・無申告加算税・不納付加算税が発生した納税案件に対して、悪質な偽装や隠ぺいがあった時に課せられる加算税のことです。
税理士への支払いは経費扱いになる?
事業で使ったお金は経費扱いになります。では、税理士への支払いは経費扱いになるのでしょうか?それともならないのでしょうか?こちらで詳しくご紹介します。
税理士への支払いは経費になるのか?
結論からいうと、税理士に支払ったお金は経費になります。そのため所得(利益)を小さくできるので、所得税などを安くできます。そのため、安心して税理士に依頼することをおすすめします。
まとめ
今回は、経費とはどんなものか・何が経費に該当するのかについてご紹介しました。経費は、事業で使うお金です。そのため使えば、使うほど会社のお金は減っていきます。ただし、使った会社のお金が経費として認められると所得税をはじめとする、さまざまな税金を安くできます。そのため経費に詳しくなることが大事です。もし、経費に詳しくなり、税金をできるだけ安くしたい時には税理士事務所サイトをご覧になることをおすすめします。本記事が、経費とはどんなものか・何が経費に該当するのかについて詳しく知りたい方に届けば幸いです。